【終末を綴る】可哀片コハルの考察記事【1~6話】

第5段


 先ほど私たちは、第4段以前の歌ってみた動画などを振り返った。つまり、過去に飛んでいた。今回の第5段は、終末の訪れる前の過去へと飛ぶ。
そこにコハルの姿はないが、コハルを知るヒントは詰まっている。

清水京子

①自称、平凡な女子高生。今回の語り部。

②「あの時のかわひらさんの顔は真剣そのものだった」という台詞があり、かわひらさんと話したことがある口ぶり。彼女が言う終末を僅かだが信じている。

③年不相応に達観している節がある。

かわひらさん

①隣のクラスにまで奇人と噂されている。全員が知っているわけではない。

②夜にスーツを着たおとこの人たちと一緒にいたらしい。(噂話)

③髪はいつもぼさぼさ。

④終末が来るとずっと言っているらしい。

現実に起こっていること

①終末は、最近ニュースで取り上げられるほど話題。多くの予言者が同じ日を言っているので、集団ドッキリかカルトだと、テレビに出る専門家は失笑する。

②海の推移が上昇、死んだ魚が大量に打ち上げられるといった事象が起きているので大地震の前兆はあった。

③終末直前、嵐が巻き起こり、それが突然無風になった後、雲に切れ目が入り、【空が開いた】。

第五段「終末五弦のベルが鳴る」


考察

かわひらさん=

 恐らくも何も、可哀片コハルのことだろう。だいぶ皆からの印象は悪く、気味悪がられており、彼女の話題を出す際「面白い話題ではない」と言われるほど。気になったのはその容姿で、【髪はいつもぼさぼさ】という部分だ。第三段冒頭の姉妹で会話するコハルは、三つ編み。ぼさぼさではない。仮に第三段冒頭時点で高校生ならば、「最近ぼさぼさになった」等の言い回しになる。つまり、第三段冒頭時点では中学生の可能性が高く、高校生になってから髪に無頓着になったものと思われる。動画内でしきりにレディであることなどを何度か言っているコハルだが、そんな彼女が髪を丁寧に扱わないとすれば、何らかの精神的ショックがあったと思われる。そしてこれは偶然にも、「あいつら」の特徴の一部に酷似しているのだ。

【ボサボサの髪、サイズの合わない制服、不格好な歩き方。全てがナンセンス】
サイズの合わない制服かどうかはわからないが、誕生日動画の第四段にてコハルはサイズの合わないプレゼントを着ている。歩き方はまだわからないが、彼女の感性からして「ナンセンス」である。

 妹との帰り道にコロッケを買って帰ろうというような子が、しきりに終末を信じ込み、京子に話すほど必死になる理由。それは「妹との離別」が原因ではないだろうか。

 ここでnuitを思い出してほしい。3人家族のうち最初に消えたのは、背の高い方の子供。つまりはコハルの妹だ。終末で死んだ表現だと思っていたが、これは離れ離れの表現ではないかと考える。第三段の姉妹の会話を、コハルは夢として見ていて、目覚めた後に「もう覚えていないけど、悪い夢」と言った。事故死などの死別か、両親の離婚による離別と思われるが、それなら何故これまで3人家族なのだろうか。

 単なる噂話かもしれないが、「夜に出会っていたスーツ姿の男たち」も懸念材料だ。彼らはいったい何者なのか。夜の蝶などという妄想も可能だが、そうなら心は荒み切っているだろう。

清水京子という存在

 コハルの妹でさえ、まだ実名を明かされていない。人間のネームドキャラはコハル以外、彼女が初めてだ。「無関係な一般人としてコハルを客観的に見た人物」という扱いで終わるとは思えない。コハルと接触したこともあるらしく、ある程度彼女の肩をさり気なく持ってくれる。
 ぽんぽこ24時の中で、 「さようならみんな」 の部分。ここで1人、離れた場所に立っている人物がいた。彼女こそが京子なのだとしたら、コハルの中でも少し特別な位置づけだったのだろう。今後彼女が出るときは、過去の一幕が明かされるので要注目である。

明らかになってきた終末の光景

 嵐等の異常気象などを巻き起こしたあと、【空が割れる】という尋常ではない状況に陥る世界。そしてそのまま世界は終末を迎える。こんなものは人の手で出来る範疇ではない。超常なる者の仕業だ。ただ全容は未だにわからない。空が割れるというのはどういうことなのだろうか。そして爆発とはいったい何のエネルギーの本流なのか。
 もしや地下水槽とは、そういう事態を想定していたシェルターだったのではないかという仮説も生まれる。ただ、誰も生き残りがいないということはシェルターを使う者さえいないことになる。もしくは使っても無駄だったのか? そんな異常現象をコハルはお花畑で迎えたというが、だとすれば校内にはいなかったのだろうか。最後空が割れる様を目撃したのは、学生たちだろう。ならば学生のいる時間に彼女はどこにいたのか。この辺りは、京子と共に語られることを待ちましょう。

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