とがった感性の『一般人たち』

才能をポテチをつまむようにお手軽習得していくスライムが主役のアニメ、転スラ。
一見よくある異世界転生もの、設定やらもどこかゲーム的ですが、世界観をじっくりと描きながら進行していくので、見応えがあります。どっしり構えて見る必要もなく、気軽に見れるのも素敵ポイントです。

「というわけで。今回はタイトルにもあります通り、【尖った感性=個性】について……よりも、【一般人】という点に焦点を当てていきます」

Vtuberは、異世界転生ものにおける主役みたいな存在です。違うのは、事故を起こしてオーラロードを開く必要なく、別世界にも自分を置く異世界転生もの。

「それ最後全員死ぬ異世界だからNG」

自分の持っている尖った部分は隠れています。能ある鷹は岩をも砕くと言いますし。

その隠された才覚、実社会ではお金や仕事に活かされる事が少ない才覚を、存分に振るってチート行為が出来る場所って、それこそVtuberだと思っています。

異世界転生ものなら当然チートかましたいですもんね。人生イージーモード!

「……と思っていたら結構大変なのが、本物の異世界転生ものと大きく違うところです。
イージーモード? ほほう、本当にそう思っているなら、とうの昔に私がやっていますよ」

確かに、誰に注目もされない人であっても、
Vtuberになったら注目されるというのはあります。

それが数十人か、数百数千、万や6桁、200万人。差はあれど、普通に生活しているよりもフォロワーも登録者数も跳ね上がりやすいです。

私が仮にVtuberになったら、様々な動画を出し、頭に描いたことを思いのままネタにしてコラボもしてとか、夢を描いたりはします……が、駄目ッ!!

「毎朝……早起きしておはようツイートできますか?
 毎日でなくとも、動画投稿などの準備を、忙しい仕事の合間にコツコツできますか?
 生放送をするたびに、自分の持つネタを披露して視聴者を数時間間持できますか?
 コラボをしたとき、苦手な人とのやり取りを円滑に進めることが出来ますか?
 体調管理をして、自分のスケジュール管理もして、破綻なくVtuberになれますか?」

ぼくにはとてもできない。

こんな超絶クソ忙しくて、動画も生放送もやりつつVtuberとしての生活もしてとか、確実にキャパオーバーですわ!! 私の頭は数日で死ぬ!! エンターテイナーはエンターテイナーで、ブロガーはブロガーとして生きていくのが良いと思うの!!

「やっぱりそう考えるとVtuberって過酷なんだな。2人分の人生だから、知らず知らずにストレスとか抱えたりしてそうだ」

なので疲れているだの、30分しか寝れない日が2日続くだの、風邪ひいただの、色々ありすぎますVtuber界隈の弊害。

「ふふふ。口では元気とイキっても、体は正直ですね」(大病)

Vtuberやるには体が資本、生きるためには休養が必要です。

さて。そういった大変な事柄があることも、四苦八苦して必死に技術を習得しようともがく様を、……視聴者、ファンは理解している。この界隈が優しいと言われる理由の1つが、

『大変さに立ち向かうことへの理解』でしょう。

Vtuberさんが急病で生放送が出来なくなったり、動画制作が難産だったり、何かポカしたときに、「楽しみにしていたのに!」と、罵声を浴びせる人は中々見ません。

大概は「お気をつけて」「休養してください」「無茶しないで」という言葉に溢れています。個人勢だけではなく、企業勢の方でも同様です。比較的優しい言葉が目立ちます。

思った以上に大事に扱われ過ぎていることに困惑する人も多いのではないでしょうか?

でも本来、自分の好きなコンテンツは、このくらい過保護でもおかしくないと思います。作者なしに物語は進みませんし、健康無くして良質なものは中々出来ないですから。そりゃあ死んでしまっては困りますものね。

「自分は今特別なVtuberなんだ」と気張るとともに、「少し前まで単なる尖った感性を持った一般人だった」ことを覚えておくと、少しだけ楽になると思います。

長く続けたいなら猶更。無理をせずに、ファンを待たせておくのも大事だと思います。
ストレスは、気づいたら過負荷になっていた……では洒落になりませんからね。

以上。転生後とそうでない方の、両面を気にしてあげましょうという記事でした。

それでは皆様ごきげんよう!

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